岡田斗司夫と庵野秀明の関係性はなぜ25年もの間、絶縁状態になってしまったのか！？

かつてアマチュア時代にお互いに切磋琢磨してきた岡田斗司夫さんと庵野秀明さんが絶縁状態にあるみたいですね。今回、二人の出会いからなぜ二人の間で確執が出来てしまったのか、現在彼らがお互いのことについて思っていることや感じていることをまとめました。

二人の出会いについて

岡田斗司夫さんは当時大阪電気通信大学の学生で1981年に関西で開かれたSF大会『DAICON3』の制作に携わっていました。当時の映像の一部はこちら。

出典：https://www.youtube.com/watch?v=ZwYmVR3e_lo&t=297s

一方で、その頃庵野さんはアマチュアで活動していたらしく、岡田さんらは庵野さんがスゴい人である情報を入手します。そこで岡田さんらは庵野をDAICON3のオープニングアニメーションの制作に誘うことを決めたのです。岡田さんらば庵野さんらを勧誘しようとしている様が『アオイホノオ』で描写されていました。

出典：https://fc0373.hatenablog.com/entry/2021/08/15/102323

岡田さんは当時の庵野さんについて次のように語っています。

二人が絶縁状態になってしまった意外な理由！？

庵野さんをかなり評価していた岡田さんですが、なぜ二人は離れてしまったのでしょうか？次の章で検証していきます。

岡田斗司夫が『ふしぎの海のナディア』で感じていたこととは？

岡田さんはテレビアニメ『ふしぎの海のナディア』あたりから違和感を覚えていたとのこと。この作品あたりをきっかけに作品作りへのスタンスが対立し、激しくなっていったのだとか。岡田さんはこう振り返っています。

岡田斗司夫がガイナックスを追い出された！？

一方で、岡田さんがダイナックスを追い出されたことも要因と言えるでしょう。元々はゼネラルプロダクツの一人の女性社員と結婚し、子どもまでつくっていたものの、浮気したことが社内にばれて大問題になってしまったり、庵野さんが命をかけて作っていた『帰ってきたウルトラマン』でも制作進行が遅れていることを理由に庵野さんを解任したりしてしまう始末。

当然、仲間からは大顰蹙をかってしまい大阪で岡田さんの居場所がなくなってしまい、その結果として山賀とともに東京に行き設立したのが、ガイナックスだったのです。それからガイナックスに不満を持った社員にクーデターを起こされ、会社を立て直す為にアマチュア時代の仲間である澤村をガイナックスへ新社長として呼び、岡田さんは退社することになりました。

ネットでは『口ばっかりで何もせずにおかしな事件起こしまくって足引っ張るばかりでガイナ追いだされた奴』というイメージみたいですね。

現在は岡田斗司夫さんの片思い状態！？

出典：https://twitter.com/show10a/status/1371048438897446916現在は岡田さんの庵野さんの一方的な片想い状態

になっています。実際に岡田さんはニコニコ生放送およびYouTubeでたびたびアニメや漫画の解説をしています。

エヴァンゲリオンは岡田さんがガイナックスを退社してから制作されたアニメで直接関与していない作品であるのにも関わらず、細かく解説している所なんかを垣間見るとSFオタクとしての面目躍如といえるでしょう。

出典：https://www.youtube.com/watch?v=lWtA2kCs_Oc

また、こんな面白い企画もしていました。

庵野さんから質問が来たとのことで、もちろんこれはフィクションなのですが、庵野さんをエヴァンゲリオンの後に作るものが無くなったと仮定して話を進めていきます。結論としては、この先もずっとエヴァンゲリオンの制作をすれば良いというオチでした。

こんなことができるのは庵野さんへの想いがないと到底できないですし、庵野さんへの愛を感じますよね。

庵野秀明が岡田斗司夫に対して感謝しているが・・・

これまで様々な、いざこざのあった二人ですが、庵野さんは岡田さんに対して意外にも感謝しているとのこと。第27回東京国際映画祭の『庵野秀明の世界』でのトークショーにて、庵野さんが学生時代の作品を解説する中で、岡田さんら当時の仲間へ感謝の想いを語っていました。

とは言え、庵野さんは岡田さんを結婚式には呼ばなかったみたいです。ガイナックスの創設メンバーで当時世話になってるから庵野さんはあんまり悪口とか言わないみたいですが、それとこれとは別みたいですね・・・。

『帰ってきたウルトラマン』について

庵野自身が顔を出してウルトラマンを演じたいという想いからつくられた作品が『帰ってきたウルトラマン』DAICON4で、脚本 岡田斗司夫、総監督 庵野秀明、出演 庵野秀明で制作した二人にとっては思い入れの深い作品であることは間違いないでしょう。

ウルトラマンのスーツを着たまま顔を出していることで、ウルトラマン登場までのリアリティのあるシーンの積み重ねをすることを緻密に進めたのだとか。もちろんこれがギャグにならないように岡田さんらがSF設定に携わっていたみたいです。

庵野さんは当時の岡田さんへの感謝の気持ちをこのように述べています。

僕にとってはこれが原点でもあり集大成なんですよ。
『帰ってきたウルトラマン』の原案は岡田さんなので、やっぱり岡田さんの知識が役に立ってますよ。
それに『エヴァンゲリオン』とやっていることは同じですからね。笑
やっぱり僕は自分一人では何もできなくて、仲間と一緒に仕事することでおもしろいものが出来ると確信しているんですよ。

岡田斗司夫が庵野秀明側のスタッフに嫌われている？

どうやら庵野さんの側近が岡田さんのことを良くは思っていないみたいです。その理由として岡田さんがエヴァの批評をYOUTUBEなど自身のメディアで繰り返すことに対して嫌悪感を抱いているのだとか。

シン・エヴァのスタッフが岡田さんを批判しているとニュースで取り上げられました。その一部を紹介します。

出典：https://myjitsu.jp/enta/archives/91474

しかし、この批判動画すぐに削除されたみたいです。そもそも庵野さん本人が言及しているわけではありませんし、外野が騒いでいるという印象ですね。元ガイナックスの社長であっても、すでに過去の人となってしまった以上、いつまでも自分たちのエヴァを利用されたくない。という心情が絡んでいるのでしょう。

岡田斗司夫がスタッフから目の敵にされる理由は！？

そもそも、岡田さんが『シン・エヴァ』スタッフから叩かれていることにはそれなりの理由があるみたいです。なぜなら、岡田さんは『ガイナックス』時代に庵野さんのスタッフと人間関係のトラブルが絶えないことは有名なことのようです。

さらに2012年には『ガイナックス』を設立したのは岡田さん自身による不倫が原因であると暴露し、同社の評判を落とすような嫌がらせに近いような発言に強い憤りを覚えているのだとか。

極め付けは岡田さんと庵野さんが25年もの間、絶倫状態にあり、交流がないのにも関わらず、いつまでも交友関係にあるように見せかけていることが積み重なってこのような事態に陥ってしまっているみたいです。

しかし、さすがに今回の騒動についてネット民はやや冷ややかな反応を示しています。

・公式が悪の総本山として岡田を吊し上げてどうする！
・岡田も割とエヴァ絶賛してるんだしさ、もうほっといてやれよ。否定するのも違うと思うぞ？
・なんでそんなにたかが個人の解釈にムキになっているの？
・せっかくエヴァ終わったのに醜い場外乱闘するなよw
・もうなんか気持ち悪いわ最近のエヴァ界隈w
・鬼滅にもウマ娘にも負けて岡田に八つ当たりかw

世間の声

ネットでは圧倒的に岡田さんへ嫌悪感を抱いている人が大多数みたいですね。やはり過去の悪行を良くないと思っているみたいですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。お互いに思うことはあるでしょうが、一緒に仕事をしてきてお互いにその才能に惚れ込んだからだというのは事実なので二人の間では敵意だの嫌悪感だのはもう無いんじゃないかなと思われます。

岡田さんは今は庵野さんに対して一人のファンとして楽しんでるようなスタンスではないでしょうか。もちろん、直接会っていることもなさそうですけどね。庵野さんも岡田さんと同じような感情なのではないのでしょうか。あくまでも個人的な希望ですが。

距離は離れていても心は繋がっていることでしょう。今後の二人の動向に注目ですね。

『岡田斗司夫さんと宮崎駿さんとの関係についてはこちら』