自民党の総裁選不出馬を表明した岸田首相に対し、驚きの声が広がっていますよね。
支持率低迷で苦しい立場だったとはいえ、突然の総裁選不出馬を決めた理由は何?と疑問に思っている方も多いことでしょう。
ここでは、岸田首相が総裁選不出馬を決めた理由3つはもちろん、次の首相候補に浮上した5名の政治家をピックアップしたので、どうぞご覧ください!
目次
岸田首相はなぜ総裁選不出馬を決めた?
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岸田首相が総裁選不出馬を決めた理由は「政治資金パーティー裏金事件」「自民党内での評価低迷」「内閣支持率の低下」の3つです。
国民からの信頼を得ることができず、総裁選で他の候補と勝負することすらできなかった岸田首相。
支持率低下の中でも強気の姿勢を貫いていたのに、岸田首相はなぜ総裁選不出馬を決めたのか?というところを深掘りしていきましょう。
政治資金パーティー裏金事件
政治資金パーティー裏金事件の責任を取る形で総裁選不出馬を決めたことを岸田首相自らの口で語っていました。
2024年8月14日正午ごろの記者会見で、総裁選不出馬の理由が「政治資金パーティー裏金事件」だったことを明かした岸田首相。
しかし、2024年3月時点の岸田首相は政治資金パーティー裏金事件の責任を果たす意味で法改正に取り組むと国会で答弁していましたよね。
約半年で岸田首相の主張がガラリと変わってしまい、総裁選不出馬を決断するまでにどんなことが起きたのでしょう?
続いては、岸田首相の総裁選不出馬に大きな影響を与えた「自民党内での評価低迷」の話題を掘り下げていきます。
自民党内での評価低迷
岸田首相は自民党内での評価が低迷しており、身内から首相交代論を突きつけられる事態に発展していました。
自民党内で反発の声が多いのであれば、総裁選に出馬しても他の候補に勝てない、と考えた結果、負けて恥をかく前に首相の座を退こうとしたのでは?と予想しています。
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自民党内の情勢に詳しいジャーナリスト・田崎史郎さんも岸田首相では総選挙で勝てない、と考えていたそうです。
支持者からも見放されそうな状況になっていた岸田首相ですから、総裁選不出馬の決断を下すのも無理ないですよね。
内閣支持率の低下
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岸田首相は2023年7月以降「支持しない」が「支持する」を上回る状況になっており、内閣支持率の低下が顕著でした。
日経平均株価の歴史的上昇や大企業の好決算連発など、追い風になりそうな材料はそろっているのに、岸田首相の内閣支持率は最後まで上がらなかったですよね。
どんな政策を打ち出しても、国民から信頼されていない状況だったら、首相のままではいられない、と考えて総裁選不出馬を決断したのでしょう。
総裁選の候補者は誰?
岸田首相が総裁選不出馬を表明したことで、誰が総理候補者になる?と話題になっていますよね。
総裁選に出馬しそうな候補者を調べてみたところ、「石破茂」「小泉進次郎」「茂木敏充」「高市早苗」「河野太郎」の5名が急浮上していることが分かりました。
次期首相の座に近い政治家たちを1人ずつ掘り下げていきましょう。
石破茂
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これまでに4回自民党総裁選に出馬している石破茂さん。
安倍晋三元首相と何度も激戦を繰り広げ、自民党員の票数で1位を獲得した過去もありましたよね。
年齢67歳で首相の座を狙うラストチャンスともいえる石破茂さんの判断に注目です。
小泉進次郎
小泉純一郎元首相の息子で、自民党議員の中でもトップクラスの知名度を誇っているのが小泉進次郎さんです。
「次の首相は誰?」というインタビューで必ず上位に顔を出す小泉進次郎さんですが、大臣時代のトークが意味不明で「進次郎構文」と揶揄されることも珍しくありません。
人気は高いものの、自民党の要職を務めた経験がない小泉進次郎さんですが、年齢43歳の若手ですから、若者を首相へ!という流れができればチャンスがありそうです。
茂木敏充
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自民党幹事長を務めている茂木敏充さん。
総裁選に出馬したことはないものの、自民党の要職や大臣経験も豊富で、参戦が決まればダークホース的な存在になるはずです。
ただ、石破茂さんよりも1歳年上の年齢はネックになりそうですから、ベテラン色の払拭できるかどうかがカギになりそうですね。
高市早苗
2021年の自民党総裁選で安倍晋三元首相の支援を受けたものの、1回目の投票で3位に敗れている高市早苗さん。
「ポスト安倍」の有力候補だった人物ですし、安倍晋三元首相の支持者たちが高市早苗さんを猛プッシュすることが予想されます。
女性初の首相誕生!という歴史的な出来事を実現させるべく、高市早苗さんが見せる動きにも注目していきたいですね。
河野太郎
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2度の自民党総裁選出馬経験があり、いずれも次点に敗れている河野太郎さんもネットでの人気が高い人物ですよね。
2021年の総裁選で2位に終わった河野太郎さんですが、1位になった岸田首相が不出馬するのですから、次期総理の声が高まるのは自然なことでしょう。
つかみどころのない性格で、好き嫌いがハッキリしている政治家でもありますから、今まで以上に支持層を広げられるかどうかが勝負の分かれ目になりそうです。
岸田首相が総裁選不出馬へのSNSの反応
岸田首相が総裁選不出馬を決めたことに対し、SNSではどんな反応が出ているのでしょう?
出典:x.com
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「増税メガネ」という不名誉な愛称まで定着してしまった岸田首相に対し、総裁選不出馬を決めても批判を続ける人たちが多くなっています。
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一方、岸田首相へ労いの言葉をかける人や、経済面で変なしがらみがない点を評価するなど、一定の功績を認める意見も出ていました。
まとめ
今回は岸田首相が総裁選不出馬を決めたことについて深掘りしました。
- 表向きの不出馬理由は政治資金パーティー裏金事件の引責
- 自民党内の評価低迷や内閣支持率低下も不出馬の理由
- 次期総裁選候補は石破茂や河野太郎など5名
以上の3点が岸田首相の総裁選不出馬に関する最新情報です。
政治資金パーティー裏金事件がダメ押しとなり、総裁選不出馬を決定するしかなかった岸田首相。
志半ばで総裁選不出馬を決めた岸田首相ですが、総理辞任後も一定の影響力を持っているはずなので、次期首相の評判次第ではカムバックを期待する声が出てきてもおかしくありません。